野萱自治区振興会のある、野萱自治区は、島根県飯石郡飯南町のほぼ中央に位置し、標高は400~450メートル、自治区域を南北に縦断する国道54号線※1、神戸川※2沿いに広がっています。
自治区は、琴麓・塚原・野萱・三日市・下三日市、5つの自治会で構成され、中心地の三日市には、小さいながらも市街地が形成し、役場支所や県立飯南高校があります。
飯南町に関する最も古い文献資料である『出雲国風土記』(奈良時代)によると、現在のほとんどの町域は当時の来嶋郷と波多郷に属し、来嶋郷の中心である郷庁と正倉は、野萱(飯南町野萱)付近にあったと推定されています。
近代では、旧来島村(明治22年~昭和32年)の中心地として栄えてきました。
最近では、少子高齢化の影響で、人口減少が進行し地域の利便性が失われつつあるため、野萱自治区振興会が、様々な事業をおこなっています。
※1 国道54号線は、広島県広島市中区から島根県松江市に至る一般国道です。全長は約171.5kmで、広島市役所前交差点を起点とし、松江市の相生町交差点を終点としています
※2 神戸川(かんどがわ)は、島根県中部の飯南町から出雲市までを南北に流れる河川で、飯南町の女亀山(標高830.3m)を源流とし、流長82.4km、流域面積471.3㎢です。
かつては島根県管轄の2級河川でしたが、現在は斐伊川と斐伊川放水路でつながり、全域が1級河川斐伊川水系に編入されています。神戸川は、出雲平野を潤し、出雲市西園町から日本海に注ぎます1。